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知的資産経営、知財経営ということが言われてから何年経ったでしょうか。これができてる企業はどれほどあるでしょうか。
知財経営とは、知的財産を自社の競争力の源泉として経営戦略の中に位置づけ、それを事業活動に組み入れること。別の言い方ですと、「知財によって競争力を確保・維持・強化する経営手法」(中小・ベンチャー企業知的財産戦略マニュアル:経済産業省・特許庁)とあります。
知的資産経営は、知的財産以外の知的資産も考慮して経営を行うことですが、知的財産は知的資産の中核をなすこと、知的財産をマネジメントできなくて、知的資産経営を語ることは不可能ですので、概念的には、知的資産経営の方が大きいですが、実務レベルでは、むしろ、知的財産経営を前面にした方が経営上好ましいでしょう。
知財経営をより具体的に述べると。
1)競争優位の源泉となる自社固有の知財を認識し、
2)知財(知財権)を成功要因の一つとして知財の価値を活用したバリューチェーンやビジネスモデルを創出し(攻め)、
3)当該バリューチェーンやビジネスモデルを法的手段等で保護し(守り)、
4)事業を有利に展開して利益を確保する経営手法。
と言えるでしょう。
★まずは、自社固有の知的財産の存在を認識することが重要です。知的財産は、実は、どのような人も持っていますし、それを経営にとって有効なものとすることは、それほど、難しいことではありません。まずは、意識することが重要です。
知的財産とは、貴方のアイデンティティです。
知的財産権の対象となるものを俯瞰してみて下さい。
特実(発明) → 新規な技術
意匠(デザイン) → 新規な美的外観
商標(トレードマーク)→ 自他商品の識別
著作権(著作物) → 自己表現
不競法(営業秘密等) → 不当な競合排除
いずれにも共通することは、「他から区別」されること、「他と違う」ことです。それって、自分自身、自分の会社そのものですね。
その「違い」を重要視するかしないか、で貴社の将来が変わってきます。
アップルを成功に導いた、スティーヴ・ジョブズも "Think different" を提唱しました。貴社の"different"は何でしょうか。